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【パイロット】課題研究:初心者昇級への道(2018年5月課題)

パイロット課題研究楷書編です。

今月の級位認定課題は、「山海の珍味あふれる豪華な 料理を、頂きました。」です。

わかくさ通信の3ページを確認しましょう。
まず、「昇級・昇段のチェックポイント」で前回の課題のチェックをします。ここを読み飛ばす人は少ないと思いますが、自分が大丈夫だったとしても、どういう間違いが起こりやすいのか、そもそも何が間違いになるのかをチェックするのは、後々のためにも大事です。

では、今月の課題の注意点を。
わかくさ通信の「課題の注意点」
・1行目を枠内に上手く収める工夫、2行目が間延びしない工夫をしましょう!
・2行目は下3文字分をあけるようにするとまとまりやすい!
・漢字:かな=10:8
・(中級以上)むやみに連綿しない!

誤字・脱字・規定外注意報!
・「珍」「豪」「華」の書き順や細かなところを正確に!
・句読点は、今回は2行目にあります!
・○「頂きました。」×「頂きます。」

では、A系統~C系統の三体字典の漢字を見比べます。
漢字比較_a 漢字比較2_a
(クリックorタップで画像だけ表示して拡大できます)

一応、注意点を朱で書いていますが、これ以外にもご自身で研究しましょう。とくに、書き順は大事なので必ず間違って覚えていないか確認します。

「山」は、タテ画の起筆をしっかりと打ち込みます。打ち込みは、〇印のところのように、トンと45度斜めに入って抑えます。2画目のヨコ画は少し反らせ気味に書きます。左右のタテ画は、少し外から内へ書きます。
「海」は、「さんずい」の書き方に注意します。「さんずい」は左側へ張り出すように、そして2画目と3画目の間隔を少しだけ広く取ります。 つくり の「毎」の部分も初心者には難しいかもしれません。とくに3画目の折り返した後の角度や長さに注意します。「母」や「毎」やよく使う形なので練習しましょう。
「珍」は、 へん の「王」の書き方に注意します。4画目は、右上へ跳ね上げます。旁の1画目2画目の部分は、「ひとやね」の形です。「人」という字のように1画目が必ず上へ出ているように書きます。中の「彡」は、微妙に放射状になるように角度を変えて、3本目が少しだけ長くなるように書きます。
「味」は、偏と旁の位置関係に注意します。「くちへん」も旁の「未」も基本ですのでしっかり形よく書けるようにします。
「豪」は、画数も多くて難しそうですが、画数が多い方が形を整えやすいように思います。画数多いと字が大きくなりがちですが、大きさに注意してまとめます。左への払いは、「彡」と同じように微妙に角度を変えて書きます。
「華」は、書き順に注意しましょう。長さの違うヨコ画が多いので、それぞれの長さに注意して、間隔もそろえて書きます。
「料」は、普段もよく書く字ですが、実は細かなところで書き癖がついていたりして、書けてる人と書けてない人の差が出る字でもあります。偏の斜めの画の書き方、旁の1画目と2画目の書き方に注意します。

「理」の偏は、「珍」と同じですね。「里」は、ヨコ画が多い字なので、ヨコ画の長さと間隔に注意します。
「頂」は、旁の「おおがい」の書き方をしっかり練習しましょう。

しっかりと、それぞれの系統の字や、もし持っているならお手持ちのペン習字の参考書などでも字を探して見比べましょう。そして、下のワンポイント講座も参考にしていただいて、しっかり個別の漢字の練習をしてから、全文の練習をするのがオススメです。

ワンポイント講座
今回も始めたばかりの人向けです。楷書の漢字の勉強の仕方を説明します。

楷書の書き方には、次の2つの考え方があります。
1.漢字の原産国である中国で古くから書かれてきた古典的な書をお手本にする。
2.文部科学省(旧文部省)で定められた「常用漢字」で示されている字形を参考にする。


少しややこしい話になりますが・・・
漢字は、お隣の中国が原産ですが、実は「楷書の漢字の美しい形」は、唐の時代(7世紀~8世紀)にはすでに完成されていて、日本のお習字でも当時に書かれたものをお手本に練習します。とくに楷書の基本的な書き方は、当時の古典の書の形が絶対的な美しさとして確立しています。

ところが、日本では戦後、GHQの指令により公に使用する漢字の統一が行われ(当用漢字)、その際に「字の望ましい形」も独自に決めてしまいました。そのルールが現在でも、常用漢字や教育での学校漢字に受け継がれています。それで、お習字のお手本である「中国の古典」と異なるところもできてしまいました。

毛筆のお習字では、現在でも「中国の古典」をお手本としますが、実用の意味が大きい硬筆習字、ペン習字では、「中国の古典」の美しい書き方をベースにしながら「常用漢字のルール」は守って書くということになっています。とくに「文科省後援」「硬筆書写技能検定準拠」と謳っている講座や流派では、楷書を書くときは「常用漢字のルール」は絶対となります。「文科省後援」とか「硬筆書写技能検定準拠」ではない講座や流派(とくに毛筆書道の流派に多い)では、その限りではありません。

上の考え方と楷書のカッチリとした形から、楷書では「美しく書くための絶対的なルール」がハッキリと決まっています。楷書を勉強する時には、まずこのルールを覚えなければいけません。

絶対守らないといけない主なルール
1.一点、一画を繋げずに書く
楷書の特徴は、カッチリした線で書こうが柔らかい線で書こうが、必ず点や画は繋げないということです。まぁ、これはいいですね?

2.接筆は、しっかりくっつける
画(線)と画(線)の接するところは、絶対にくっつけて書きます。これは、とても大事なんですが、書き癖のついている初心者には意外とできません。

ダメな例

接筆1
くっつけるべき所がくっついていません。

しっかりくっつけます。
接筆2

ただし、例外やどっちでもいい場合もあります。
接筆3
「日」「月」などのように囲いの中に何かがある場合は、囲いの左上に限り少し離してもいい場合があります。これは、隙間(空間)をあけてスッキリ見せる意味があり、古典のお手本にもこういう例が見られるので間違いにはなりません。ただし、流派によってはここもしっかりくっつけるように指導されるので、最初はしっかりくっつけて練習した方がいいかもしれません。また、「日」や「月」の中のヨコ画の右側や「来」の2画目のように「くっつきやすいけど、 くっつけてはいけない」字もあります。

3.美しく書くための細かなルールを覚える
大昔に「美しい形」が完成した楷書では、細かな字形のルールがはっきりしています。流派を問わず必ずお直しされるポイントで、はっきりしているので、公式のように覚えていくことになります。

とくに基本的なルールをいくつか紹介します。

結びの向き
結びの向き
テレビの美文字講座でも必ず紹介されるルールです。「口」のように中に何もなくて横長の四角は、最初のタテ画は少し下に出し、最後のヨコ画を少し右に出します。「田」や「目」のように中に画がある場合は、2画目のタテ画を少し下へ出します。「里」のような場合も中に画があるので少し下へ出します。

左右の払いのある字
左右払い
タテ画が中心にあって、左右に払いのある字は、必ずタテ画よりも上の位置で払います。「木」や「未」のような払いは、右払いを長く書きます。「小」のような左右に離れた短い「払いのようなもの」がある場合は、右の払いの位置を左よりも若干上に書きます。

偏の右側は揃える
へん
偏は、旁を邪魔しないように右側を揃えて書きます。

その他、漢字のパーツごとに「こう書くのが美しい」というパターンが沢山あります。
つくり

こうしたルールは、ペン習字のテキストの最初の方にまとめて示されていることが多いです。沢山あるので、全部を網羅するのは難しいのですが、少なくともテキストに書かれているルールは身につけないと昇級はしません。

【役に立つ参考書】
パイロットテキスト「漢字編」初級編
「ペン字精習」(上),狩田巻山著
「楷書の基本100パターン」,江守賢治著

漢字はパーツで練習しましょう!
漢字は、偏、旁、冠、構え、などパーツで構成されています。1つのパーツ(部分)の書き方を覚えたら、同じパーツの字すべてに応用できます。上の参考書でも、パーツごとに書き方を示してくれています。楷書の漢字を練習する時は、このパーツを意識して練習するのが近道です。今まで見ていて、これを意識できる人とそうでない人とでは、上達が大きく違うのが明らかなように思います。

では、今月も練習頑張ってくださいね!

 ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< オマエモナー
(    )  \_____
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本ブログは、私の趣味の記録です。趣味の勉強ノートと割り切ってるので、お見苦しい個所も多々ありますが、よろしければご笑覧ください。
このブログは、2013年6月より開始しております。
2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
2013年7月から競書誌ペン時代を始めました。
2015年4月から競書誌ペンの光を始めました。
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