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ペンの話

9月23日は、万年筆の日だったそうで・・・もうだいぶ過ぎちゃいましたが、久しぶりに筆記具の話を・・・。

元々、「万年筆でサラサラと恥ずかしくない字を書きたい」、という動機で始めたペン習字でしたが、ペン習字ではご存知の通りペン習字ペン、デスクペンを使うのが王道となっています。もちろん、昔ながら(ずいぶん昔?)の付けペンは、元々付けペンしかなかった時代のペンの代表でもあって、ペン先の柔らかさ、構造の単純さから、上手く使えると強弱のついたカッコいい線が書けるので、今でも上達したら最終的には付けペンで書けるようになるのがいいともされていますが、まぁ、今のご時世付けペンで日常書くことも皆無ですし、ペン習字ペン、デスクペンで十分だとされてますね。

私がペン習字を始めてから、今までのペンの遍歴をまとめておきます。

【1年目】
ペン習字では、EFニブまたはFニブの極細のペン先を使うことになっています。これは、字の形がしっかり出て、トメやハネなどの細部がしっかり表現できるからです。競書の評価や添削をしてもらうのに、細かな表現を見てもらわないといけないので、評価する先生側からも細字で書いてもらわないと困るんだと思います。

ペン習字を始めたころは、外国製のペリカンやウォーターマンのFニブの万年筆しか持ってなかったので、1年目は、パイロットペン習字講座を始める際についてくるパイロット製のデスクペンを使っていました。

 IMG_5266.jpg
普通は、パイロットの「ペンジ(DPP-100-B)」というデスクペンがついてくるようですが、うちに送られてきたのは、なぜか「モクメ(DPM-100-MEF)」でした。これは、ペンジよりも軸が少し短く、最大軸径は1ミリほど太いようです。また、ペンジは、一般の万年筆と同じようなオープンニブの形のようですが、モクメはご覧の通り首軸からペン先が流線形になったインレイニブ(?)のような形をしています。まぁ、デスクペンではこちらの方が一般的な形ですが・・・。

パイロットをやってらっしゃる皆さんが持ってるペンジは持ってません。ペンジは、パイロットC系統の故・狩田先生の意見を取り入れて作られた、名前通り「ペン字」のためのデスクペンのようです。デスクペンの話については、リンクさせていただいてるうたさんのブログ「ペン字インストール」に詳細に解説されています

1年目は、とにかくこれで「ガリガリ」書いてました。まだ、線がブルブル震えるのを、筆圧で押さえつけて、文字通り「ガリガリ」という感じ・・・いや「ガジガジ、ジー」みたいな(←わからん!)。

インクは、どれくらい練習したかが分かるように、あえてパイロットのインクカートリッジを使いました。一番練習してた時は、10日で1本のカートリッジを消費してました(^^;

この頃、他にパイロットの「DPN-200-B」も買ってみましたが、ついぞ使わないままになっています。
IMG_5261.jpg
(DPN-200-B,¥2,000+税)

【2年目】
モクメであまりにガジガジ書いていたので、最初細かった線もペン先が開いちゃって、なんだか太くなってきたように感じ、またインクフローも良くなって線がニジミ気味になってきちゃいました。最初は、ティッシュでペン先を左右からギュっと押してペンの開きを抑えてたのですが、もっと綺麗な線が書けないかと他のデスクペンを購入することに。

1年目の終り頃、当時、Twitterで「これがいい」と言われていたプラチナの「DP-1000AN」を購入することにしました。

IMG_5255.jpg IMG_5262.jpg
(DP-1000AN,¥1,000+税)

この時に買った「この」DP-1000ANが、その後大活躍します。パイロットのモクメは、芯が硬くて、まるで「棒の先を削って書いている」というような感じでしたが、この「DP-1000AN」は断然繊細でペン先も柔らかく、しかもやたらと線が細い!最初は、あまりに線が細いのが不安で、清書には使わずにやっぱりモクメを使っていたくらいです。

最初は違和感あったのですが、1年目終わるころにはある程度デスクペンで字を書くのに慣れてきたことと、自分のガチャガチャした字を少しでもスッキリ見せたくて、2年目からはこのDP-1000ANを使い始めました。

hikaku.jpg
少しボケてますが、左が1年目モクメで書いたもの。右が2年目DP-1000ANで書いたもの。この時に気持ちよく書けたのが、DP-1000ANを常用するきっかけに。

インクは、やはりインクフローが適度で黒の発色がいいと聞いて、プラチナのボトルインクをコンバーターで使用しました。
 
すっかり気にいったのですが、やっぱりこの頃も筆圧が高くて、ペン先が開いてくるので、予備にと同じDP-1000ANを数本買い足しました。だけど、買い足したペンで書いてみると、いつものような細い線が出ません(´・ω・`)どうしたことか!?4本くらい買って全部試してみましたが、どうにも最初に買った1本とは書き味が違います。

どうやら、最初に買った1本が個体差でとりわけペン先が繊細だったようです。検品を通った規格品ですから、どれ買っても同じようなものですが、でもこのデスクペンや万年筆などはやはり個体差が出るようです。そうは聞いても、この1本目のDP-1000ANの個体は、特異なペン先だったと思います。

これ以後、この1本目のDP-1000ANは、「1号くん」と名付け、DP-1000ANを試しと予備にたくさん買った今も、この「1号くん」しか使っていません。私には、「ここぞ!という時の1号くん」です。

IMG_5256.jpg
全部、DP-1000AN

この頃、だんだんと線も震えなくなってきたので、いかに余計な力を入れずに書くかと試行錯誤して、ペンのだいぶ上の方を持って軽く書くようになりました(→過去の記事「ペンの持ち方について」)。持ち方を変えたことで、余計な力が少なくなり、線が綺麗になったと同時に、他のペンや万年筆でもだんだん書けるようになった気がします。

ちなみに、1年目の終わりに記念として、パイロットの万年筆カスタム742(EF)をネットでポチりましたが、インクフローが良過ぎと書き味とで、とてもこれで練習する気にはなれませんでした(´Д`)せっかく買ったので、その後ペンクリに持っていったりするのですが、終ぞ活躍せず。万年筆は、ポチらずに、お店で試し書きして買いましょう!
742.jpg
(パイロットカスタム742)

【3年目】
パイロットも3年目に突入し、この頃には1号くんを少し長めに持って軽く書けるようになってきたので、他のペンでも書けそうな気になり、2年目の終わりにお店で購入したカスタム743(EF)を使って清書をし始めました。

IMG_5259.jpg
上からカスタム743、カスタム742、カスタム74

1号くんよりもインクフローがいい分、少し線が太く出ますが、お店で買ったちゃんとした個体なのと、1号くんでの研鑽が実って、カスタム743で気持ちよく書けるように。

Π_20150807_級位認定
線の太細もついて、個人的にはカッコよく見えて悦にいってました(笑)

ところが、この2年目の終わりから3年目にかけて、まったく昇格しないことになります(+_+)軟禁生活が一年続きました。それでも、万年筆で書けるようになったことが嬉しくて、頑なに743で書いていたのですが・・・

これではイカンといろいろと試行錯誤した結果、やはり細い線の方がいいのでは?ということで1号くんを復活させます。また、もっと運筆のコントロールをしないといけないと思い、ペンの持つ位置も元に戻しました。1年ほどペンを長く持って力抜く練習をしたせいか、ペンを短く持っても力を抜いて書けるようになっていました。

【4年目、現在】
現在は、パイロットの級位認定課題は「1号くん」を、ペン時代など大きく書かないといけない時はカスタム743を、と使い分けています。ここぞという時は、やはり1号くんです。


【おまけ】
ご存知、パイロットのペン習字ペン。これは、ペン習字始めるずっと以前に知らずに衝動買いしたことがあるのですが、当時はカリカリしすぎて何が良いのだか分からずにダメにしてしまいました。

IMG_5257.jpg
これは、ペン習字をはじめてから試しに買った1本ですが、やはりデスクペンなどと比べると、ペン先が硬くてカリカリします。ペン先が硬くて、線も細く良い意味でも悪い意味でも単調な線になりがちです。でも、このカリカリが気にならないくらい力を抜いて書くことが大事なのと、正しいペンの持ち方になるように軸に凹凸があるので、たまに持ち方を確認するために使っています。より細い線で書きたいために、ペンを右に捻って書く癖がどうも抜けないので、その矯正用にペントレイに常備しています。

万年筆フェチな方はいろんなペンを買われることと思いますが、こと、ペン習字用のペンに限った場合、「これや!」という1本に巡り合うことで書き方や上達に大きく影響することがあるように思います。デスクペンに慣れたかな?というところでいろいろ試してみた方がいいかもしれません。

また、後々万年筆で書きたいという場合は、とっとといい万年筆を「お店で!」購入しましょう。これで書けるようになりたい!という具体的な目標を目の前に置いて時折使ってみないと、いつまで経っても書けるようになりませんし、お高い万年筆を買っちゃったらそれを使えるようになるまでは辞められないので、続ける後押しになりますしね(^▽^;)



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2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
2013年7月から競書誌ペン時代を始めました。
2015年4月から競書誌ペンの光を始めました。
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