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【独学毛筆】縦画を書く

今年最後の記事となります。字形云々よりも、なんとかそれなりの線を書きたいということで、四苦八苦している毛筆です。

カッコいい縦画を書きたいのだ!

前回、横画をなんとかそれっぽく書けた(気がする)のですが、今度は縦画の収筆が決まりません(´・ω・`)
縦画
↑これこれ・・・

何度書いても、ボテっとなってしまって、こんなシャープな感じに書けません(´・ω・`)
三中

これは、やっぱり筆が・・・(←もういいって!)

筆の話

筆を洗っていいのか、悪いのか・・・どこを見ても、筆は全部下ろして、根元まで洗えと書いてるのでジャブジャブ洗っていたら、最初のお道具セットに入っていた筆(500円)は、パッサパサになって書きづらくなってしまいました(~_~;)がーん

筆について、いろいろ検索して調べたのですが、筆の部位の説明や毛の説明は載ってたりするのだけど、具体的に全部下ろすのか全部下ろさなくていいのか、初心者にはどういう筆がいいのか、筆をどう扱えばいいのか・・・といったことについては、なんだか曖昧であやふやで、書いてる人によって違うような・・・。

一番多かったのは、「全部下ろして、毎回洗いなさい。洗う時は根元まで洗ってちゃんと墨を落とすこと」という説明でした。人によっては、「シャンプーしてリンスするとしっとりまとまる」とか・・・(--; もっと分からなかったのは、「毎回根元までしっかり洗いなさい」と書きながら、「パサパサするのは糊が取れたから。そうなったら買い替えなさい。」と書いてある・・・え、毎回ジャブジャブ洗ったらそりゃ糊も取れるだろうさ?・・・(--;

確か、小学校の時は、筆の2/3くらいまでだけ下ろして書いてた気がします。そして、毎回は洗わなかった気が・・・。

しつこく検索していると、やっとこういうページが・・・。
曹素功藝粟齋(筆の洗い方)

あと、いろいろ筆についての参考になるものをとポチッた結果、これが一番詳しくてよく分かりました。
墨2007年5・6月号(第186号)「筆を買いに行こう!」(Amazonへ飛びます)

今書いているような、半紙に4字~6字の漢字を書く場合に限って言えば、筆について分かったことをまとめるとこうです。

1、筆について、何か決まってることなんてない!
どういう作品にどんな筆を使うか、なんていうのは、先生によっても実はいろんな好みがあって、結果的に綺麗に書ければなんでもいいようです(--;

2、毛の種類は、知っておいた方がいい!
何の毛で作られてる筆かは、知っておいた方がいいようです。値段と固め柔らかめといった書き心地に関係してるからです。よくあるものとしては、次の通りです。

馬毛
一番ポピュラーで、初心者向けとされてます。硬めで弾力があるようですが、その分パサつきます。

イタチ毛
弾力があって固めで書きやすいので、初級~中級、上級者向けのようです。

羊毛
柔らかくてしなやかな分、弾力は弱い。他の毛と混ぜた安いものもありますが、純羊毛だと上級者向けの高額な筆になります。

あと、狸毛とか白馬毛とかリス、ウサギ、白鹿、猫など使われますが、初心者だと、上の3つくらいの兼毛(複数の毛を混ぜたもの)筆しかどうせ買わないので、これくらい知っておればいいようです。ただし、小学生向けの安いのにはナイロンを使ったものもあるようなので、それは避けましょう。

3、初心者は、3号~4号の穂が短いものを選ぶべし!
筆の規格は、日本と中国とで違うようですが、日本の規格ではこうなっているようです。呉竹(筆の規格について)

よくある漢字臨書のように半紙に漢字を楷書で4字~6字程度書くなら、3号~4号で短鋒または中鋒を選びます。

4、初心者だからって、馬毛オンリーの硬い筆を選ばなくていい!
たいてい「初心者には硬い筆」とか書いてあって、馬毛なんかが進められているけれど、馬毛オンリーだと弾力があって最初は書きやすいけどすぐにパサついて、書き心地最悪です。書き心地が悪いと書くのが楽しくなくなって書きたくなくなります(--; 変に安っすい筆を買うとこうなります。羊毛なんかが混ざっていて、やや柔らかめで、値段的には少なくとも1,500円以上のそれなりのものを買った方がいい。できれば、ちょっと良い筆がいい。

5、全部下ろす必要はない!
どこを見ても、バカの1つ覚えのように「筆は、全部下ろせ!根元まで下ろせ!ついでにパンツも・・・」とか書いてますが(←パンツは書いてません!)、ちゃんと親切な説明では、「初心者は全部下ろさず、2/3くらいだけ下ろしてもいい」と書いてあります。最初に書いたようにルールなんてないので、書きやすいように下ろせばいいと思います。上達して、もっといい筆で、筆の弾力を使って上手く書けるようになったら、全部下ろして書けばいい。

6、全部下ろさない場合は、筆は洗わない!
かな文字を書くための小筆は、全部下ろしません。1/3くらい下ろして、筆先だけでサラサラ書きます。そういう筆は、洗わないそうです。洗うと、水を吸って下ろしてない部分が割れてくるからです。その理屈で言えば、大筆だって全部下ろしてない場合は、ジャブジャブ洗ってはいけないことになります。練習ではどうせ墨汁を使うのだから、ニカワが固まって・・・ということもありません。使い終わったら、反故紙で墨液を吸い取って、穂先に水を数滴吸わせては反故紙を撫でてを繰り返して、墨液をできるだけ薄める。これだけでいいはずです。ただし、ニカワを含んだちゃんと擦った墨を使った場合は、固まりやすいので出来るだけ下ろしていない根元を濡らさないよう洗うか、念入りに墨を除去しましょう。

しっかり、水分もふき取って、穂先を整えて乾かします。次に使い始める時には、また糊が効いて穂先が硬くなってますが、少し水滴を垂らして捌けばほぐれます。

なにせ、「筆を洗わない派」の名人や先生だっていらっしゃるくらいです。「お道具を毎回洗って大事にしましょう」的な教えは、心構えの教えだと思って、真に受けて何でもかんでも本当に洗わなくていいと思います。どうせ、1,500円くらいの筆です。半年~1年で書きつぶすくらいの勢いで使っていいと思います。

もちろん、慣れれば全部下ろして気持ちよく書けるようになればそれでいい話です。その時は、ジャブジャブ洗えばいい。


・・・と、こんな感じに捉えて、もう少し「書くのが楽しくなるようないい筆」を求めて「京都 鳩居堂」さんへ♪(←さては、物欲を優先させたな!?)

で、GETしたのがこちら。

IMG_3623_20151231162950054.jpg
立派な袋に入れてくれます。

IMG_3626.jpg
左が馬毛と羊毛の兼毛筆(1,500円+税)と右が羊毛、馬毛、狸の兼毛(2,000円+税)

IMG_3629_20151231163546a6f.jpg
鳳陽は、白筆です♪

どちらも、馬毛と羊毛が混ざってるので、ほどよく弾力がありながら、柔らかめの筆になっています。カッコいいので、白筆を下ろすことに♪(←目的変わってる!)

もちろん、全部下ろさずに2/3くらいだけ下ろします。

IMG_3627.jpg

ん~!気持ちいい!!(*´▽`*)今までの500円筆とか呉●の筆とか、なんだったの???(´・ω・`)(←いや、けっして上手くなったわけじゃないし、筆のせいでもないから!)

というわけで結論!

1.筆は、誰が何と言おうと、自分の好きなちょっといい筆を買いなさい!
2、そして、好きなように使いなさい!
3、全部下ろさない場合は、洗うべからず!


できれば、子供にこそケチらずいい筆を持たせるべきだと思います。

(↑オイ!縦画はどうなった!?"(-""-)")

来年へつづく・・・(←ほんまやな!?"(-""-)")



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さて、今年(2015年)も残すところ、7時間ほどになりました。本年も、この拙いブログをご高覧いただきまして、ありがとうございました。

今年は、精神的負担の大きい仕事が多かったため、何かと逃避しがちでブログの更新も滞りがちでしたが、それでもなんとか書き続けて3回目のお正月を迎えられることになりました。これも一重にご覧いただいてる物好きな(←おい!)皆さまのお蔭でございます。

今年一年のお礼を申し上げますとともに、来年も何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m 皆様、良いお年をお迎えください。


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本ブログは、私の趣味の記録です。趣味の勉強ノートと割り切ってるので、お見苦しい個所も多々ありますが、よろしければご笑覧ください。
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2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
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