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王羲之「快雪時晴帖」(故宮博物院見学)

先月の台北出張で、10年ぶりくらいに故宮博物院に行ってきました。
台湾には何度か行ってますが、ペン習字を始める前だったので一度見たからもういいか・・・と観光ルートからは外していましたが、今回は習字に興味を持ち始めてから初めての台湾。王羲之の「快雪時晴帖」が展示されているということで、見に行こう!と・・・。

故宮博物院は、中華民国の国立博物館で、台北市内の北側「士林」から少し山側へ行ったところにあります。
元々紫禁城にあった清国所有の古美術品を戦乱から守るためにあちこちへ避難させた末、1948年に蒋介石が精選した2,972箱を台北へ運んでできた博物館です。

10年前に行った時は、ちょうど改装工事中で、半分しか見れなかったのですが、内部は古い建物で狭くてギシギシ軋む階段を上がりながら、薄暗い館内を見学したのを覚えています。

そのイメージで今回行ったら、あらびっくり(゚д゚)!すごく近代的な博物館に生まれ変わってました。

故宮2015

さて、今回の目的の王羲之「快雪時晴帖(かいせつじせいじょう)」は、書聖王羲之がしたためた書簡で、雪の止んだ晴れた日に書かれたものであることから、「快雪時晴帖」と呼ばれています。

え?なんで雪の止んだ晴れた日って分かるのかって?・・・そう書いてあるからです(笑)

残念ながら、館内は撮影禁止になってました。数年前は撮影可能だったそうです。
なので、作品は、こちらからご覧ください。

故宮博物院「快雪時晴帖」

「快雪時晴帖」

こなんなに長い書き物ですが、王羲之の書いた本文は、ここ!真ん中あたりのこれだけです(^^;

快雪

その他のごちゃごちゃ書いたりいっぱい印が押されているのは、歴代の所有者が感極まって書き添えたものだそうです・・・え、バカじゃない!?(; ゚Д゚) 中でも、最後の所有者であった清の乾隆帝なんて「神!」とかデカデカと恥ずかしいこと書きこんちゃってます(--;

「義の頓首・・・」(王羲之のこと)から始まる行書の4行24文字の手紙です。
内容は、こうだそうです。

”羲之頓首、雪がやみ、晴れ間が出てとても心地よい気分です。
あなたはご無事のことと存じます。さて、お約束の件については力及ばず、まだ果たしておりません。
羲之頓首。
山陰の張侯”

なんだそりゃ( ゚Д゚) しかも、書き始めにも書き終わりにも自分の名前書いて・・・どんだけ「義の頓首」自慢?

王羲之の書は、何千点もあったそうですが、コレクターだった唐の太宗皇帝が「わしが死んだら、一緒に埋葬してくれ」とか勝手なこと言ってアノ世に持っていってしまったり、戦乱で消失したりで、本人が書いた現物(真筆)は残っていないと言われています。そんな中、この「快雪時晴帖」は真筆じゃないかと最後まで言われていたのですが、これもやっぱり精密な双鉤填墨等の手法による模写だとされているそうです。

売店に寄るといっぱい面白そうな本が売られてました。お土産に2冊を購入しました。
IMG_3116.jpg
王羲之「快雪時晴帖」の写真集

IMG_3118.jpg
原寸大で写真が載っています。


IMG_3119.jpg
こちらは、「趣味の甲骨金(碑)文」

IMG_3120.jpg
甲骨文字からどんなふうに漢字になってきたのかを、元の甲骨文字の成り立ちから紹介してる写真集です。面白い(^o^)

今回は、王羲之くらいしか知らずに行ったのですが、もっといろんな書家や画家を知って行くともっと楽しいでしょうね。次回行く機会があれば、勉強していきたいと思います。


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