2013年7月のお稽古
わかくさ通信の7月号が届きました。
5月の課題、「ペン習字に熱中しすぎて、右腕がまだ少し痛む。」の級位認定は、やはり微昇級の半ランクアップでした。順調に昇級してるのですが、練習量に比例してないような・・・。ちょっと思うところもあり、練習のポイントを見直すかもしれません。
今月は、「タテ書き」を学ぶとあります。
添削課題は、初級が104、中級が204、上級が304です。
初級B系統は、「草いきれのたつ夏の野原」です。
級位認定課題は、「刺身の入った冷製パスタが、意外と好評でした。」です。
練習帳の作成
添削課題の練習帳です。

添削課題は、いつにもまして伸び伸びとした美しい字で、とてもまねできない気がします(汗)
級位認定課題の漢字練習を「ペン習字三体」から拾って練習帳を作成します。

前回もそうでしたが、今回も難しそうな感じです。
というか、お手本の字が自分の文字のイメージと違います。
ひょっとしてB系統に向いてないのでしょうか(--;
とりわけ「製」の字が気になります。

(高田香雪他著、「ペン習字三体」)
思わずTwitterでつぶやくと、同じB系統の方からも同様の意見が。
他の系統の字典を見ます。

(江守賢治著、「改訂 ペン字常用漢字の楷行草」)

( 狩田巻山著、「常用漢字の六体」)
うむむ、江守先生のは、まだイメージに近いですが・・・。
どうやら、「製」の字は、「衣」の頭を「制」に食い込ませるように書くようで、そうするとどうしても、私の美文字イメージに合いません。
届いたわかくさ通信の活字体を見ると、やはり「衣」が「制」に食い込んでます。
これが伝統的な「製」なのか、活字体に引きずられた「製」なのか判断できませんが・・・。
これが正しいのだから我慢して書かなければいけないのか?と思いつつ、念のため高田香雪先生の「書き込みペン習字」をめくるとありました。

(高田香雪著、「書き込みペン習字」)
こちらは、現代的で私のイメージの「製」です。しかも美しい。
御年101歳の長老が書かれてるのだから、これで正しいのでしょう。いや正しいのです!
一度10枚印刷してしまった級位認定課題の漢字練習帳を全部「書き込みペン習字バージョン」に修正しました。
あらためてお手本と課題、美しい文字とは
さて、本当は「研究」として別稿にしようと思ったのですが、じっくり書いてる暇が取れないので問題提起のみしておきます。
今回の「製」の字問題と「わかくさ通信」を見ていて思ったことです。
今、級位認定課題は、三体本から字を拾い、その字をお手本にして忠実に手本を再現する練習をしていますが、それが果たしていいのか?という疑問が湧きたちます。
今回たまたまかもしれませんが、級位認定課題の優秀作品として「わかくさ通信」に載ってる作品を見ると、確かに伸びやかに書いているが、どの系統の三体本手本にも似ていない字の作品も優秀作品として紹介されています。
「わかくさ通信」3面の「級位の認定」の注意事項にも「(自分で書きぶりや字形を研究して書いた清書を提出する)」とあります。
自分がブログでこれまで指摘してきたことではありますが、あらためて「今の自分の練習は、手本の再現に固執しすぎているのではないか?手本はあくまで手本であって、いろんな手本を見比べて、最後はもっと自分なりに伸びやかに文字を表現することが大事なのではないか?」と反省させられたような気がします。
まぁ、それも今の実力でできるのかと言えば、難しいのですけれど・・・。
7月のお稽古は最後に意識をそこへ持っていけるよう頑張りたいと思います。
【追記】2013.7.2
念のためですが、「手本の再現に固執しすぎ」というのは、手本をないがしろにするということではありません。
三体本から抜き出した字を盲目的にコピーするのではなくて、「いろんな手本を見比べて研究すること」「それを練習したうえで、最終的には自分の文として伸び伸び書く”心構え”が必要だということ」を意識することが大事なんだという、至極当たり前と思われるけどつい視野が狭くなってしまう自分への戒めです。
5月の課題、「ペン習字に熱中しすぎて、右腕がまだ少し痛む。」の級位認定は、やはり微昇級の半ランクアップでした。順調に昇級してるのですが、練習量に比例してないような・・・。ちょっと思うところもあり、練習のポイントを見直すかもしれません。
今月は、「タテ書き」を学ぶとあります。
添削課題は、初級が104、中級が204、上級が304です。
初級B系統は、「草いきれのたつ夏の野原」です。
級位認定課題は、「刺身の入った冷製パスタが、意外と好評でした。」です。
練習帳の作成
添削課題の練習帳です。

添削課題は、いつにもまして伸び伸びとした美しい字で、とてもまねできない気がします(汗)
級位認定課題の漢字練習を「ペン習字三体」から拾って練習帳を作成します。

前回もそうでしたが、今回も難しそうな感じです。
というか、お手本の字が自分の文字のイメージと違います。
ひょっとしてB系統に向いてないのでしょうか(--;
とりわけ「製」の字が気になります。

(高田香雪他著、「ペン習字三体」)
思わずTwitterでつぶやくと、同じB系統の方からも同様の意見が。
他の系統の字典を見ます。

(江守賢治著、「改訂 ペン字常用漢字の楷行草」)

( 狩田巻山著、「常用漢字の六体」)
うむむ、江守先生のは、まだイメージに近いですが・・・。
どうやら、「製」の字は、「衣」の頭を「制」に食い込ませるように書くようで、そうするとどうしても、私の美文字イメージに合いません。
届いたわかくさ通信の活字体を見ると、やはり「衣」が「制」に食い込んでます。
これが伝統的な「製」なのか、活字体に引きずられた「製」なのか判断できませんが・・・。
これが正しいのだから我慢して書かなければいけないのか?と思いつつ、念のため高田香雪先生の「書き込みペン習字」をめくるとありました。

(高田香雪著、「書き込みペン習字」)
こちらは、現代的で私のイメージの「製」です。しかも美しい。
御年101歳の長老が書かれてるのだから、これで正しいのでしょう。いや正しいのです!
一度10枚印刷してしまった級位認定課題の漢字練習帳を全部「書き込みペン習字バージョン」に修正しました。
あらためてお手本と課題、美しい文字とは
さて、本当は「研究」として別稿にしようと思ったのですが、じっくり書いてる暇が取れないので問題提起のみしておきます。
今回の「製」の字問題と「わかくさ通信」を見ていて思ったことです。
今、級位認定課題は、三体本から字を拾い、その字をお手本にして忠実に手本を再現する練習をしていますが、それが果たしていいのか?という疑問が湧きたちます。
今回たまたまかもしれませんが、級位認定課題の優秀作品として「わかくさ通信」に載ってる作品を見ると、確かに伸びやかに書いているが、どの系統の三体本手本にも似ていない字の作品も優秀作品として紹介されています。
「わかくさ通信」3面の「級位の認定」の注意事項にも「(自分で書きぶりや字形を研究して書いた清書を提出する)」とあります。
自分がブログでこれまで指摘してきたことではありますが、あらためて「今の自分の練習は、手本の再現に固執しすぎているのではないか?手本はあくまで手本であって、いろんな手本を見比べて、最後はもっと自分なりに伸びやかに文字を表現することが大事なのではないか?」と反省させられたような気がします。
まぁ、それも今の実力でできるのかと言えば、難しいのですけれど・・・。
7月のお稽古は最後に意識をそこへ持っていけるよう頑張りたいと思います。
【追記】2013.7.2
念のためですが、「手本の再現に固執しすぎ」というのは、手本をないがしろにするということではありません。
三体本から抜き出した字を盲目的にコピーするのではなくて、「いろんな手本を見比べて研究すること」「それを練習したうえで、最終的には自分の文として伸び伸び書く”心構え”が必要だということ」を意識することが大事なんだという、至極当たり前と思われるけどつい視野が狭くなってしまう自分への戒めです。
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