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【パイロット】課題研究:初心者昇級への道(2014年12月課題)

久しぶりの課題研究(楷書編)です。

第393回級位認定課題は、「母が孫のために、お正月の  着物を送ってくれた。」です。
既に書いてみた方は、1行目のスペースが余っちゃう!と苦心してらっしゃるようです。が、文字数を数えると11文字+読点で、前々回の「スズメ蜂の巣」と同じ字数なんですよね。「スズメバチの巣」の時も最初余裕がありすぎな気がしましたが、今回はさらに漢字が少ないので布置に気をつけてのびのび書かないといけないようです。

わかくさ通信の「課題の注意点」
・「母」は五画、「着」は十二画で書きます!(書写体などで書いてはダメということ)
・ひらがなの「お」と「れ」の中心を考えましょう!
・連綿を使う場合は、二行目のかなが間延びしないように!(スズメ蜂の巣が間延びした課題が多かったようです)

誤字・脱字注意報!
今回は、誤字の心配は少なさそうですが、「母」や「着」、「送」の左払いには注意です。


【母】
部首:ははのかん・なかれ(毋)
母

部首は、「ははのかん」だとか「なかれ」というんだそうです。「毎」や「毒」も同じ。知らなかった・・・
書き慣れてないとバランスを取るのが難しい漢字です。まず、1画目は、湾曲させながら左へ下ろして右へ折り、下がりすぎないようによこ画へ移ります。この時下がりすぎると間延びした字形になります。ひらがなの「く」をイメージしたら失敗します(楷書の基本100パターン)。どちらかというと水平に近いのが原型です。「女」の1画目と同じです。
1画目と2画目のたて画は、少しだけ下へ広がるように書きます。中の「点々」を「毋」のように1画で書いてはいけません。

母字典
(角川書道字典より)

【孫】
部首:こへん(子)
孫

「子」は、3画で書きます。2画目は肩を作って、3画目は肩を通るように旁の1画目に向けて跳ね上げます。
旁の1画目「ノ」は寝かせて左へ払い、その下に「糸」を書きます。1画目の左払いと「糸」は接していません。「糸」の下の部分は、「小」の字と同じで左右の払いの位置に気をつけます。偏が画数が少なく、旁が画数の多い漢字ですから、偏と旁のバランスは偏を小さく旁を大きくします。

【正】
部首:とめる「止」
正

堂々と書きましょう!(それだけ?え?)


【月】(再掲:2013年9月「月見だんごを味わいながら・・・」、「渡月橋にたたずみ・・・」)
部首:つき(月)
月研究
月

言わずもがな、の基本漢字ですね。
右肩の角は、先月の「育」などと同じく、一度止めてあらためてたて画に入るつもりで書くと上手く書けます。
中のよこ画は、等間隔ですが、少し上目に書いて開いてるところが長く空くようにします。
楷書の場合は、左のたて画を少し払い、右のたて画は大きすぎずしっかりハネます。

よこ画の左側は、三体本では少し隙間が空いてるように見えますが、楷書の基本を考えると開けない方が良いでしょう。ただし、右側は、少し開けます。


【着】(再掲:2013年8月「水着のむ・・・息子の水着」、2014年1月「新春演奏会に何を着ていく?」)
部首:ひつじ(がしら)
着
着


「着」は、わかくさ通信の注意書きそのものです。中心とよこ画の間隔がポイントです。
落ち着いて、ゆっくり丁寧に、よこ画をまっすぐ引きましょう。できるだけ平行なよこ画を書く練習です。左払いの部分は、中央線よりも少し左からトンと押さえて払います。「目」の部分が大きすぎたり小さすぎたりしないように書きます。
また、「目」は、中央線に対して少し右に書いても構いません。左払いと上手くバランスが取れるようになっています。ただし、左払いが失敗したり、目が左右にズレすぎると字全体がバランス悪くなるので注意です。


おそらく年配の方に多いのだと思いますが、わかくさ通信では毎回「着は12画で書きなさい」との注意があります。書写体で書くと11画になってしまいますが、12画で書くようにしましょう。
着_書写体_江守


【物】
部首:うしへん(牛)
物

うしへん(牛)のタテ画は、上を長くとり、最後は基本跳ねますが、B系統ではいつものように跳ねていません。4画目は、旁の1画目を目指すように跳ね上げましょう。「勿」は、心持ち放射状になるように左下に向かう線をそれぞれ方向を変えます。

【送】
部首:しんにょう
送

しんにょうは、初心者も上級者も悩ましい部首です。2画目の耳の形の部分は、斜めにして下の部分が上の部分より左へ出ないようにしましょう。払いは、いったん持ち上げて下へ下ろし、最後は止めて払います。「天」の部分は、しんにょうに乗ってる状態なので、左払いも小さく払い、右払いは払わずに止めます。B系統では筆脈を意識して少し左へ跳ねてる形になってますが、止めで構わないと思います。


今月は、漢字が少なくて文字拾いも楽でしたが、その分ひらがなの研究をした方がよいですね。
ひらがなは、先生や系統によって書きぶりが変わり、初心者泣かせなんですが、ペン時代の先生によると「諸先生の手本の中から、上手い書きぶり好みの書きぶりを選んでしっかり練習する」のが良いようです。中途半端なまま終わっていますが、ひらがなについてはこの記事なども参考にして頂ければと思います。

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No title

こんにちは はじめましてです。
今月からB系統ではじめました。
いろいろ検索しているうちにたどり着きました。

「課題研究」大変勉強になりました。
いちおう「ペン習字三体」購入したんですが・・・。
こういう見方をして書けばいいのかと、勉強になりました^^ 

Re: No title

おなわしさん

はじめまして、コメントありがとうございます。
B系統を選ばれたのですね!(^^)この系統は、他の系統と比べて少し厳しいところありますけど、(故)鷹見芝香先生の由緒ある系統ですから、お互いに頑張りましょう。

パイロットは、お安いかわりに勉強の仕方は自分で工夫しないといけないので、初めてだと戸惑いますよね(^^;

他系統の先生の本ですが、A系統の(故)江守賢治先生の本やC系統の(故)狩田巻山先生の本も勉強になりますよ。始めたばかりなら、お勧めは江守先生なら「楷書の基本100パターン」、狩田先生なら「ペン字精習(上巻)」です。

拙いブログですが、これからもよろしくお願いします。

No title

Saiさんこんにちは

勢いでよくわからないままはじめましたが、パイロットのこのやり方は嫌いじゃないです^^

系統選びも、選ぶ人が多いということは、多くの人が綺麗な字だと思う字なんだなと、軽い気持ちで選びましたが、先生は若干厳しいんですか^^; 頑張りがいがあります♪


他系統の先生の本が参考になるんですか?
てっきりB系統のみで突き進むのがいいのかと思ってましたが・・・。

楷書の基本100パターン」、狩田先生なら「ペン字精習(上巻)」はアマゾンで見たらそんなに高かくなかったので、せっかくなのでどちらも購入してみます^^ ありがとうございますo(*^▽^*)o~♪

Re: No title

おなわしさん

自分で調べるのが苦じゃなかったら、パイロットは楽しいですよ(^^)級位認定課題がお手本なしなんて、パイロットくらいじゃないでしょうか。毎回、ドキドキします(笑)

B系統の先生の本もたくさんあるんですが、お手本集だったり練習帳だったりします。流派的には、女流の流派でお手本を見て学びなさいという感じです。

江守先生や狩田先生は、学者の先生だったりペン字教育に力を入れた先生だったりで、理論的な解説本もたくさん書いてらっしゃいます。書きぶりは流派によって違いますけど、理屈は同じなので参考になります。

B系統と同じ鷹見芝香先生の門下だった(故)佐藤友里先生の「ペン習字のすべて」という本も良かったのですが、残念ながら絶版になっていて今は古本でしか手に入りません。しかも古本も値段がすごいことになってます(^^;

どちらも購入されたんですね。楷書のうちはその2冊でほぼすべて勉強できると思いますよ(^^)

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@Sai

Author:@Sai
ようこそ@Saiのブログへ!
本ブログは、私の趣味の記録です。趣味の勉強ノートと割り切ってるので、お見苦しい個所も多々ありますが、よろしければご笑覧ください。
このブログは、2013年6月より開始しております。
2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
2013年7月から競書誌ペン時代を始めました。
2015年4月から競書誌ペンの光を始めました。
2015年12月からお遊び毛筆始めました。
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