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【パイロット】課題研究:初心者昇級への道(2016年11月課題)

パイロット課題研究楷書編です。

11月の級位認定課題は、「郷里から届いた栗と茸で、 夕食を楽しんだ。」です。難しそうな漢字はありませんが、字数も少なくて間延びしないように書かないといけないですね。

わかくさ通信の「課題の注意点」
・1行目は、中心を通すことがポイント!
・漢字10:かな8で書いて、字粒のメリハリを!
・「食」の最終画は、払うより止めた方が美しい!

誤字・脱字・規定外注意報!

・○「栗」ですよ。×「粟」とか届いても嬉しくありません!
・郷は、画数に注意です!筆順辞典などで、画数を確認しましょう!

IMG_20161114_0001.jpg IMG_20161114_0002.jpg

「郷」は、11画で書きます。「おおざと」の部分は、下の方が大きく膨らみます。
「届」の中の「由」は、中心より若干右にずらせて、構えの左払いとバランスを取るようにします。わかくさ通信の「中心を通す」ポイントです。
「食」は、B系統では最終画を払ってますが、わかくさに書いてあるように止めた方が美しいです。江守先生によれば止める方がいいと書かれてます。もちろん、払っても間違いではありません。
「茸」は、2004年に人名用漢字として追加されたので、それ以前に出版された三体字典には載っていません。上の画像ではどれも「草」と「耳」で合成したものです。「耳」の書き順は、どちらでもOKです。


【ワンポイント講座!】
毎日の練習時間や練習の仕方は、人それぞれあると思いますが、初級(9級~5級)でなかなか昇級しないという場合のアドバイスです。

「今月の自分のプチ目標!」を設定しましょう。
今月は、この線を綺麗に書けるようになる!とか今月は右払いを綺麗に書けるようになる!とか、字形を整えることを目標に!とか、なんでもいいので、今月とくにクリアする目標を設定しましょう。
このメリットは、①自分のダメなところをちゃんと把握でき、②問題の切り分けができ、③練習の中で確実にダメなところを改善する努力ができる、ことです。よく、「毎日書いてるうちに綺麗になる」とか「一日5分でもコツコツ書くことが近道」とか言いますが、ウソです!(←言い切った!(゚д゚)!)漫然と書いてて綺麗になるなら、これまで生きてきて字を書いてきたのだから、とっくに綺麗に書けてるはずです。そうでないから、習ってるわけです。

じっくりと練習する時間を取りましょう。
1日5分とか30分とかで綺麗に書けるようになるなら、だ~れも苦労しません。もちろん、現代人は忙しいのでなかなか時間も取れないし、毎日何時間も時間は取れませんから、忙しい時は1日5分でもペンを持つことは大事です。でも、週末、半日はじっくり練習する時間を取りましょう。なぜか?5分や10分だと、何回か書いて終わっちゃいます。書いたものをじっくりと見て、上で設定したプチ目標について悩む時間やいろいろ試してみる時間が取れません。最初のうちは「試行錯誤する時間」が絶対に必要です。「書けん!どうしたら書けるんや!?お手本はどう書いてる?んー、イメージトレーニング( 一一)・・・」とかやる時間が「コツ」を会得するには必要なんです。野球始めたばかりの少年が、一日5分だけ素振りしてホームラン打てるようになる日はいつか?と考えたら当然の話しですね。

さて、たとえば今月の課題のうちで、「栗」の字を綺麗に書きたいと思ってみます。栗の字は、ヨコ画、タテ画、左払い、右払いと比較的単純な字ながら基本点画がほどよく入ってるので、練習にはもってこいな気がします。もちろん、「郷」とかでも構いません。

栗_1
んー、イマイチ・・・と思うところから。
何がイマイチでしょう?まず、字形が取れてるようでいて変です。線も単調でベタっとしてます。とりあえず、なんかベタとして幼稚な線になってるのを直しましょう。

線

線は、単に引けばいいわけじゃなく、「点画」の集まりです。たとえば、「一」という字も横画といい、よく言われるように「トン、ス―、トン」と起筆、送筆、終筆の3部で構成されています。同じ横画でも「二」や「三」のように反らせ方を変えて表情を付けます。

口
「口」と書くのも、一画一画を点画として書いて表情を付けます。

最初のうちは、大げさにやり過ぎて変な字になったりしますが、それをお手本と見比べながら修正していきます。そうするうちに、「これだ!」と思う瞬間がやってきますから、思ったらその感覚を忘れないうちに何度も書いてみましょう。

左払い右払い
「木」も、パーツとしてよーく見て・・・。

栗_2

この「これだ!」となるために、じっくり取り組む時間が必要なんです。ただし、1日で「これだ!」となるわけじゃありません。何かが蓄積されていって、ある時とつぜん「これだ!」となる日が来るので焦らずに取り組みましょう。


おまけ


今月は、文字数も少なくて、スペースに余裕がありますね。1行目などは、かなを小さく書くと、スペースが余ってしまい、その分漢字をのびのび書きすぎてしまったり字間が開きすぎてしまったりしそうです。
π_20161114_画数

最初の「郷」も画数が多いので、つい大きくなってしまって、その後の字も大きくなって・・・
π_20161115_大き目
となると、なんだか大きな字がならんで子供っぽい感じになってしまいます。優秀作品など見てると、少々字粒が大きくても良いところがあれば評価してもらえるようですが、ただ単に大きくなっちゃうと見栄えが悪くなります。

字を少し引き締めながら、字の配置を工夫しましょう。

π_20161114_絞り目
ちょっと、締め気味に書いてみた感じ・・・微妙ですが、どうでしょう。



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【ペン時代】昇段試験を受けるのだ!(四段編その3)

ペン時代昇段試験の締め切りまで、残り半月ほどになってきました(@_@;)え、いつのまに?

なんとかハガキ課題も書いて、2度目の添削にだします。

問題1
森_20161113_問題1
改善したのかどうか・・・(´・ω・`) 1度目の添削で指摘されたところは直したつもりなのですが・・・。字形について、たとえば「鉄」の草書などは、三体に乗ってるのが旧字体の草書だったので、添削時に教えていただいた新字体の草書に変えてみました。搭乗の「搭」の字も書き方変えています。

問題2
森_20161113_問題2
気持ち的には、メインの課題なんですが、あまり変わり映えしません。誌上に載る過去の優秀作品とか見てると、書きぶりとか芝風会風でもないカッチリした書きぶりの作品なども見受けられます。これでいいのかどうか自信が・・・(´・ω・`)

問題3
森_20161113_問題3

で、苦手な楷書ヨコ書き・・・。あぁ・・・写真で見るとダメなところがハッキリと(´Д`)もう少しなんとかしてから出せばよかった・・・。

問題4
森_20161113_問題4
で、今回新たに書いたはがき文の課題です。変わった文を書いて、審査の先生を笑わせたい衝動にかられましたが(←何目的?)、結局季節柄の年末の挨拶状になっちゃいました。面白くない(-_-)

問題5
森_20161113_四字熟語
最後に月例課題も審査対象になります。いつもの四字熟語。こちらも写真で見ると、ダメなところ満載です・・・。


ダメダメじゃん(´Д`)もう、この期に及んで優秀作品に載れるとは思えませんが、なんとか人並みに昇段したいです。


ペン習字ブックガイド

時々書いている、手持ちのペン習字の参考書を分かりやすいようにまとめました。

【目的別】
ペン習字を始めたばかり/これから始めます
三体字典は持ってます
硬筆書写技能検定を受けます




■ペン習字を始めたばかり/これから始めます

まずは、三体字典を手に入れましょう!
三体字典とは、1つひとつの文字の楷書・行書・草書の例が書かれている字典のことです。新字体・旧字体・書写体も載ってる六体字典というのもあります。「三体」とは直接書いていないものもあります。
三体字典
通常、常用漢字(人名用漢字含む)1つひとつの楷・行・草が並べられています。この字、行書ではどう書くの?っていう時に調べます。通信講座の場合は、誰も教えてくれませんが、自分が習ってる(習おうとしてる)流派の先生が書いた三体字典は絶対に必要です。ただし、字典を書くのは実はすっごく大変な作業で、どの流派にもそれぞれの三体字典があるとは限りません。その場合は、自分の流派に近い書風の三体字典を探すことになります。別に、他の先生が書いた字典でも構いません。字の形を調べるだけですから。でも、できれば習ってる流派の字か近い字で書かれてた方が、勉強はしやすいですね。

三体字典は複数持ってた方が良い?

写真のように、バカみたいに集める必要はありませんが(←バカなだけです(-ω-))、でも何冊かあると良い事はあります。

1.いろんな先生の字を見比べることで字の形のポイントを確認できます。

2.行書や草書は書き方が沢山ありますが、1冊に書けるスペースは限られているので、複数の字典を持つことでその他の書き方を調べることができます。行書や草書の書き方は1種類覚えるだけではダメなんです(´Д`)

字典は、コレクションするだけではダメです。ちゃんと見比べましょう(←お前がな)。

よく誤解されてますが、三体字典の字はお手本ではありません。あくまで、書体字典として使いましょう(←お前が言うか?)。

初級で、個人的に、絶対読んだ方がいい本として次の本を上げておきます。
楷書の基本100パターン
楷書を勉強し始めたばかり、あるいはこれから始めますという人には、絶対読んで損はない本です。目からウロコものです。Amazonに在庫がないところを見ると、残念ながら絶版になったのかもしれません。古書でも割高になっているので、今すぐどこかで探して定価で入手した方がいいかもです。



■三体字典は持ってるけれど、その他に勉強になる本が欲しい


通信講座などで、講座のテキストだけでは物足りない場合、市販の参考書も活用しましょう。

「ペン字精習 上」狩田 巻山著
「ペン字精習 下」狩田 巻山著

ペン字精習上
ペン字精習下

狩田巻山先生の完璧ペン字本です。通信講座のテキストでは不十分と思われる方は、この上下巻があれば他のテキストは必要ない、というくらい完全版となっています。今は絶版となっている佐藤先生の「ペン習字のすべて」なども含めて他の先生が書かれた類似本は、すべてこの狩田先生の簡略版と言っても過言ではありません。

その他の類似本としては、佐藤友里先生の「ペン習字のすべて」やその他いろんなテキストが市販されています。流派の先生が書かれたお手本が欲しい場合は、薄い本でも構いませんが、参考書にしたい場合はそれなりに解説が書かれた本を選ぶべきです。
参考書
こうした本は、学校や教室などで教えるための教材向けに書かれたものも多いように思います。薄くて安くて学校で短期間教えるのに丁度いい分量しかかかれていないものもあります。

本屋さんに行けば平積みで並べられている、下のようないわゆる「美文字練習帳」は、一般の「ちょっとやってみたい」人向けのものなので、無駄遣いしたくなければ手を出さないようにしましょう。
美文字練習帳
中塚せんせ、ごめんなさいm(__)m

次に買うべき本としては、「筆順辞典」があります。
104639.jpg
(画像をクリックするとAmazonへ飛びます)

筆順には、古典の字を分析して昔から使われている筆順と文科省(旧文部省)が定めた教育用の筆順があります。同じ字でも筆順が複数ある場合も多く、筆順を間違うと誤字となってしまうこともあります。え?結果同じ形になってるのに誤字になるの?なるんです(´Д`)行書や草書を習い始めると、必ず必要になるので、早くに手に入れておいて損はない字典です。

こちらは、筆順辞典の決定版です。この分野では第一人者の江守賢治先生が書かれたもので、ペン字の本に書かれた筆順は、ほとんどがおそらくこの字典(かもしくは他の江守先生の本)を調べて書いているのではないかと思います。他にも権威のある筆順字典はありますが、手に入る値段で一番信頼できる原典はこれでしょう。お値段が、「え~高~い!」という場合は、同じ江守先生が書かれた「漢字筆順ハンドブック」もあります。


■硬筆書写技能検定を受けます

資格試験や検定試験の勉強は、どの分野でもそうですが、普通のテキストだけでは不十分です。それぞれの試験の参考書や過去問を勉強するのが一番の近道です。なぜなら、資格試験では、能力だけではなくて点数を取るためのポイントが重要になるからです。

硬筆書写技能検定のオフィシャルな参考書は、財団法人書写技能検定協会から入手することができます。

市販のテキストとしては、下のものが定番かつ決定版です。
合格のポイント12級
(画像をクリックするとAmazonへ飛びます)

狩田巻山先生の「書写技能検定合格のポイント」です。写真は、1・2級のものですが、各級位のものが毎年出版されています。主に模擬問題集です。試験と同じ形式で、1ページずつ切り離して練習できます。受験者必携です。

理論問題のすべて
(画像をクリックするとAmaonに飛びます)
こちらは、タイトル通り、理論問題の参考書です。筆順問題や誤字指摘、書道史など網羅して解説した参考書です。書店で入手できるものとしては、こちらがバイブル的な参考書です。書道史の参考書は、沢山ありますが、検定向けには、これを一冊読めば、他の知識面の参考書は要らないでしょう。

書道史に関して、物足りないと感じたら、同じ江守先生のこの本がオススメです。
江守歴史本
(画像をクリックするとAmaonに飛びます)

(以下、随時更新)
下の関連記事も参照してください。

プロフィール

@Sai

Author:@Sai
ようこそ@Saiのブログへ!
本ブログは、私の趣味の記録です。趣味の勉強ノートと割り切ってるので、お見苦しい個所も多々ありますが、よろしければご笑覧ください。
このブログは、2013年6月より開始しております。
2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
2013年7月から競書誌ペン時代を始めました。
2015年4月から競書誌ペンの光を始めました。
2015年12月からお遊び毛筆始めました。
パイロットペン習字通信講座(B系統)、ペン時代、ペン習字、その他・・・


【常設記事】
ペン字・ペン習字用語集(随時更新)
ペン習字ブックガイド

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