パイロット9月の課題研究です。
第390回級位認定課題は、「十五年ぶりに、京都の南座で 歌舞伎を楽しみます。」です。
初見で書いてみたところ、1行目の「十五年ぶりに」の大きさや配置が難しく、習い始めたころのようにぐちゃぐちゃに(~_~;)
確か、昨年9月の課題も、「十五夜」と入っていて、三級以上で誰も昇級・昇段しなかった・・・という悪夢!再来にならないよう祈りますが・・・(~_~;)
わかくさ通信の「課題の注意点・中心を通すように心がける!
・画数の少ない漢字は小さ目に!「十五」
・「座」の筆順に注意する!八画目はたて画!
こ、これだけ(--;
「舞」なども含めて、書き順に注意です。
誤字・脱字注意報!「楽しみます。」ですよ!いつもの文体のノリで「楽しみました。」とか「楽しんだ。」とかにならないように!(←大丈夫だろ)
あと、「京都の南座で」です。「京都で」とか「南座で」とならないように注意です。
【十】(再掲)部首名:じゅう


2画しかないので、バランスが難しいですが、しっかりまっすぐ線を引けるように練習しましょう。
ただし、起筆、運筆、収筆を意識して、単調な線にならないことが肝要です。
たて画とよこ画のバランスは、たて画の方が「払う分だけ長く」です。
【五】(再掲)部首名:に「二」


部首は、「二」なんだそうです。
中塚先生も時折解説されてるように、3つのよこ画が「三」と同じような書き方となるのがきれいに書けます。
すなわち、1画目は下に反って(仰勢)、真ん中は比較的まっすぐ(平勢)、最後の4画目は上に反る(俯勢)となります。
2画目のたて画は、1画目の真ん中から押さえて少し左下へ向かいます。
2画目の真ん中を通るように、3画目を書き、2画目と同じ角度か少しだけ開いた角度でやはり左下へ向かって折り下ります。
最後に、「△」の個所が等間隔となるように4画目をグイッと引きます。
反らせ方が極端になると、厳つくなりますから、加減してかっこよく書きましょう。
【年】部首名:かん・いちじゅう「干」

よく書く字なので、それなりに書けそうですが、その分クセも出やすいかもしれません。
B系統の字は、下の間隔が広すぎてバランスがイマイチな感じがしてしまいますが、上の間隔よりも下の間隔の方が広くなるようには書きましょう。
よこ画は、1本目2本目が短く(2本目の方を心もち短く)、3本目は長く書きます。三本目を反らせる書き方の場合は、左側が右よりも若干短くなるように書きます(楷書の基本100パターン)。

4画目の点の向きは、好みで良いようです(楷書の基本100パターン)が、B系統では立てて若干払い気味に書いています。真ん中のたて画は、書き出しをしっかり押さえて、最後は、止めても抜いてもいいようです。B系統では抜くようにします。
【京】部首名:なべぶた

なべぶたのよこ画を長めに書きます。
「口」は、横長に書き、画の結ぶ方向に注意しましょう。
「口」の下の足の部分は、「小」の字です。左右の点々が真ん中の足より上になるように、左右に「払って止める♡」です。
なべぶたのよこ画より外には出ません。
他系統のように止めて止めての点々にしてもいいのだと思いますが、自信がないのでお手本通り書いた方が無難かも。
【都】部首名:おおざと

B系統ではそれほど出してませんが、偏の方の上のたて画は少し長めに出します。
偏側はよこ画が多いので、間隔を等しくします。ただし、「日」の中は下の方が広くなるように。「日」の結ぶ方向にも注意しましょう。
おおざとは、右側を膨らませるように、なおかつ下を大きく書きます。最後のたて画は下へ抜きます。
偏側に対して、おおざとは下に配置されるように書きます。
【南】部首名:じゅう「十」

見慣れた字なはずなんですが、実は意外と難しいかも(^^;
「十」の部分は下の囲いに対して小さ目に、たて画は縦に入って若干左へ払うように書きます。
囲いの部分は、中心に対して若干右側が大きくなるようにします(楷書の基本100パターン)。
「十」のたて画は、囲いの左に付くのではなく、中心より若干左に付く形になりますね。
囲いの中のよこ画の間隔を均等にします。最後のたて画は、囲いから少し下に出て構わないようです。
【歌】部首名:あくび・かける「欠」

細かいですが、各画の起筆をしっかり書きましょう。
偏側は、上の「可」を小さ目に、下の「可」は少し大き目に書きます。
旁側の「欠」は、偏側に対して小さ目に書きます(ただし、小さくなり過ぎないように)。「欠」の二画目は、折り返した後、左へ払うように書きます。
最後の払いは、C系統のように止める形もありますが、B系統で楷書で書く場合は、普通の左払いのように止めて払います。
【舞】部首名:まいあし「舛」

楷書で書く場合、難しいと感じるか、画数が多い分整えやすいと見るか、難しい漢字ですね。
書き順は、文科省の書き順では、4画目はたて画になりますが、本来は赤で書いたようによこ画で書かれていました(楷書の基本100パターン)。よこ画は、3本目のよこ画が長くなります。中の4本のたて画は、等間隔で上側はくっつけず、4本目だけ心もち間隔を広げて左へ払い気味に書きます。

(江守先生「楷行草 筆順・字体字典」三省堂)
※学校では左の書き順で習うが、右の書き順でもよい
下の「舛」は、上のよこ画の内側に収まるように書きます。
最後のたて画は、下へ抜きます。
【伎】部首名:にんべん

これは、そんなに難しくないでしょうか。
にんべんと「支」とのバランス、最後の払いを止めて払うよう意識しましょう。
どの字もそうですが、起筆はしっかり入って。
【楽】部首名:き「木」

この字、私は書き順、ずっと間違えて書いてました(^^; 真ん中の「白」からですね。
上のパーツの方が複雑ですが、バランス的には、木の上に鳥が乗ってる感じに書きます。
下の「木」のよこ画を思い切って長く書きます。
「木」の左右の払いは、学校ではB系統のように書くよう習いますが、江守先生によると、本来は他系統のように点々の形で書くのだそうです。他系統が皆点々の形で書いてるので、B系統でも点々の形で書いても良いと思います。
左右に払う場合は、最後は止めて払いましょう。

ふぃ~、疲れた(+o+)
今月は、実は行書にチャレンジしようか・・・とか血迷い始めています。添削課題が、横書きの楷書だし・・・。
時間があれば、行書の課題研究もしたいと思います。