【パイロット】課題研究:初心者昇級への道(2018年4月課題)

パイロット課題研究、楷書編です。
今月は、4月から始めた方のために、ちょっと丁寧に書きます。

この記事では、「初心者昇級への道」と書いてある通り、主に級位で楷書を書き始めた初心者向けに系統同士の漢字の比較やアドバイスなどを書いています。どれも、自分がパイロットの級位認定課題の勉強としてやってきたことや気づいたことです。参考になればと書きつづけています。

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今月の級位認定課題は、「小学生になった娘は、父親と ピアノで遊びます。」です。

わかくさ通信、3ページをご覧ください。
わかくさ通信には、前回の課題のチェックポイントが詳しく書かれてます。大事なことなので復習しましょう。また、今月の課題の注意点も書かれてますので、必ず見ましょう。

わかくさ通信「課題の注意点」

・カタカナは、小さ目に書きます。漢字10:ひらがな8:カタカナ7くらいの気持ちで。
・「ア」「ノ」は、払います。

誤字・脱字・規定外注意報!

・誤字は、字が間違っているということです。形が間違っている他に、トメ・ハネ・ハライの形が違ったり、書き順が違う場合も誤字になります。
・脱字は、そのまま字を抜かしていることです。
・規定外は、文章そのものが間違っていたり、別の月の課題を書いてしまった場合です。
・しっかり、課題文と字典を調べて書きましょう。

今月から始めた方やまだ持っていない方は、「三体字典」を手に入れましょう。(ブックガイド参照)
三体字典とは、漢字の(たいていは常用漢字の)「楷書」「行書」「草書」の字の例が載っている字典です。辞典や事典ではなくて、字の形を調べるので「字典」です。各系統の字典が、わかくさ通信2ページの下段に推薦書として載っていますので、自分の系統の字典は少なくとも手に入れてください。

ここでは、A系統、B系統、C系統の三体字典の字を見比べます。
IMG_20180418_0001.jpg 
IMG_20180418_002.jpg

他の系統の字とも見比べてください。なぜそうするかというと、字の形の基本はどの系統でも同じだということを確かめるためです。系統によって書きぶり(字の雰囲気)は違いますが、基本は同じです。だけど、最初は何が基本か分からないので、見比べて共通してるところが基本だと確かめます。

最初は、系統の書きぶりまで真似なくてもいいと思います。基本がしっかり書けているかが問題です。ある程度書けるようになったら、それぞれの系統の雰囲気も真似てみましょう。

【初心者のための練習】
ワンポイント講座がネタ切れなので、しばらくは始めたばかりの人向けに、練習方法などを書いていきます。

パイロットの級位認定課題には、お手本がありません。お手本なしで書くことを「自運」といいます。たいていは、お手本を真似るのですが、自運課題では自分で調べたり研究したりして作品を書きます。この形はペン習字の講座では珍しく、難しいのですが、力がつきます。

どうやって調べるのか、というのが先ほどの「字典」です。字典で漢字の形を調べます。ひらがなは、パイロットのテキストかな編に載ってますね。

コピーやなんかして、切り貼りして、自作のお手本を作ってみるのも1つの手です。
 自作手本1
私はパソコンに取り込んで、作ってます。

で、書いて練習するわけですが、いきなり文として書いてもいいのですが、最初はなかなか上手く書けないので、まずはそれぞれの字単体である程度「字形をとる」練習をしましょう。

字形とは、文字通り「字の形」です。字形には、止め・跳ね・払いなども含みます。それぞれ線の長さや位置、角度、全体の形などで決まります。

自分の書いた字が、線の美しさはともかく、形がなんか変・・・という場合は字形がうまくとれてません。長年手と目にしみついた自分の字が出ちゃってるわけです。しっかりお手本の形を真似る練習をします。


字形1
↑字典の字の横に定規で位置取りしながら定規を使って書いた字(赤)位置がとれたら、字らしく書いていきます。

字形さえ取れれば、かなりお手本の字に近づきます。三体字典で調べた字を横へ置いて(なんなら拡大コピーして)最初は、大きめに線の書きだし(起筆)と終わり(収筆)の位置を確認します。ある程度分かったら、何度も書いてみましょう。

最初は、思う通りには書けませんが、簡単に書けたら大の大人が何年も書けて練習しません(´-ω-`)お習字とは、上級になってもずっとこんな練習だと思ってください。

いつまでたっても、上手く書けない気がしますが、それぞれの文字をある程度書けてきたら思い切って文章の練習をしましょう。単体の漢字の練習は、大事だけど退屈ですからね(~_~;)続きは、文を書きながら・・・ということで構いません。ただ、一度は個別の字の字形をとる練習をした方がいいです。

パイロットの清書用紙は、1枚きりしかないので(事務局に頼めば、1冊千円+税で追加購入できます)、練習は他の紙に書きます。私は、自作の練習用紙(コピー用紙に枠線を印刷したもの)を使ってますが、コクヨの便箋(書翰箋)がちょうど罫の幅がパイロットの清書枠の1/2だということで、便箋に練習してる方も多いです。最初は、中心がずれないように、中心線を引いて練習するのがいいと思います。

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【パイロット】2018年4月のお稽古

パイロット4月のお稽古の準備です。

わかくさ通信4月号、第431回級位認定の結果は、いかがでしたでしょうか。私は、良くもなく悪くもなく・・・。優秀作品など見て、整って見えるように書くのが難しい課題でしたね。昇格されたみなさん、おめでとうございましたm(__)m

4月号では、七段昇段試験のお知らせとわかくさコンクールの結果発表もありました。今回、昇段試験を受ける方、頑張ってください。私のようなのでも昇段したので、きっと受かります(笑)テキストやいろんな作品を参考にして、堂々と書くのがポイントです。わかくさコンクールは、ひそかに出品はしたのですが、もちろん箸にも棒にもかかりません(笑)まったくの添削目的、書いてみることに意義がある組です。

さて、今月は、新年度に入って「かな」を学びます。
添削課題は、初級が101、中級が201、上級が301です。
B系統初級は、こちら
B系統中級は、こちら
B系統上級は、こちらこちらから。
私は、初級、中級2年、上級2年とやってきたので、上級が書けてたわけでもないですが、今月から初級に戻って復習することにします。
101-B.jpg
懐かしいです。

級位認定課題は、「小学生になった娘は、父親と ピアノで遊びます。」です。
裕福なご家庭のようです(´・ω・)

とりあえずの自作手本は、こちら。
自作手本1

この4月からパイロットを始めて、このサイトにたどり着いた方へ。
当ブログは、新9級のビリから〇番目からスタートしたヘタッピの私が、なんとかパイロットを攻略するために、ノート代わりに自分の学習記録を書きなぐっているブログです。ここに書いているのは、あくまで私が勉強したり考えたり見聞きしたりしたことで、すべてが正しいとは限りません。流派などによっても考え方が違うこともあります。あくまで参考として、必ずご自身でも研究してみてくださいね。


【パイロット】2018年3月の清書

遅くなりましたが、パイロット3月の清書です。
なかなかウダウダ感から抜け出せないまま、年度末になんとか書きました(´Д`)って感じです。

添削課題です。
π_20180409_添削
昨年のお直ししていただいたところもろくに改善出来ず・・・せんせ、ごめんなさい(+_+)

そして、級位認定課題です。
π_20180409_級位認定
それっぽく書きました的な・・・そこまで悪くはない気はするけど、良い気もしない(苦笑)
サボりすぎて、感覚も鈍ってる気がします。忙しい時は仕方がない・・・という言い訳もそろそろ限界かしらん(´・ω・`)

やっぱり、目標みたいなのは、大事です。昇格かかってないなら、自分なりに「こんな感じで書きたい」とか「書けるようになりたい」という、そういうのないとただただ書いてみただけになっちゃいます。以前は、ちょっと怠けても、もっと上手な人の作品見て、モチベーションを回復できたりもしたんだけど・・・ もう少し、いろいろと作品を見る時間を作らないといけませんね(´・ω・`)


【パイロット】課題研究:昇段を目指せ!(2018年3月の課題)

もう、提出期限間際ですが、課題研究行書編です(^▽^;)
ここんとこ、毎回直前になってしまって、申し訳ありません(←このままでは、数少ない読者も離れますよ!)

行書比較1 行書比較2 行書比較3

今回は、三体字典の中では、使える字のバリエーションは少ないですね。まぁ、蜜蜂が載っていないというのもありますが・・・探せば他にも書き方がいろいろとあるとは思うのですが、今回は時間もないので無理せず三体から・・・

たとえば、SNSで教えていただいたのですが、狩田先生の「ペン字精習」では
IMG_20180403_0001_201804030946536c9.jpg
交のこんな書き方も。三体字典以外にも、お手元の資料を探してカッコいい書き方の字を探すのもいいです。ただ、周りの字との釣り合いも考えてですが。

【連綿】
連綿ポイントは、今回も、文末の「いている」しかないですね。前回と同じく、「いて」か「いる」か。両方はクドイ気がするので、今回も「いる」かな・・・。


【昇段を目指して】
「ワンポイント講座」は、もう書くことないので、つれづれに・・・

この課題研究では、漢字の比較ばかりしてますが、上段位になるほど字形は書けて当然で、それよりも作品全体のバランスや印象の方が大事になります。みんな上手なハイレベル作品の中で、いかに審査の先生の目を惹くか。実用的に「綺麗に書く」レベルは、たぶん初段くらいでみんなクリアしていて、上段位では「綺麗な上で、魅力ある字」が求められているのだと思います。

そういう意味では、自分の作品が魅力あるのか?というとバランス良く書くので精一杯で、魅力などとても・・・という感じなのですが、元か下手っぴなので、個性という意味では下手っぴ加減がうまく個性になってくれてるのかな?とも(~_~;)

なかなか昇段できない時の工夫の仕方として、次のようなことを考えるのがいいと思います。

1.バランス
 何はなくともバランスです。字粒の大小、布置、字間。全体としてバランスが取れていることが何よりも大事だと思います。是非、写メを撮って眺めてみてください。

2.作品としての個性
 上手く書ける人ほど、三体字典の字を正確に書いて、没個性になっちゃって目を惹かないという罠に陥りがちな気がします。もちろん、そういう書き方でも、先生が文句つけようがないくらい書ければ評価はされると思いますが、なかなか難しい。じゃあ、どーしたらいいの(´・ω・)ってなりますが、いろんな優秀作品を見ていると、やっぱり字形のポイントは踏まえた上で、それを自分の字、自分の書きぶりで上手く書けてる人が評価されている気がします。

3.書きぶり(?)
 2.の個性があっても、やっぱり書きぶりなどが不味ければ評価されないこともあります。遅速緩急が悪いとか、上手いけど行書らしく見えないとか。楷書っぽい行書はありますが、それが成功してるのか、単に線が堅いだけなのか・・・みたいなことがあるように思います。あと、行書なので字と字、画と画の連絡みたいな「流れ」も大事で、けっこうこれが大事なのに字形ばかりに気をとられてしまいます(´・ω・)

2.や3.が難しいんですが、前回の「やっておいて良かったこと」で書いたように、古典やいろんな先生の書きぶりを見比べたり、他の人の作品を見比べたり、実際に真似してみたり、ということでイメージを広げたり、それっぽく書けるように自分の字をこなれさせていったり、みたいなことがいいんじゃないかと思います。

偉そうに書いてますが、自分がそれが出来たのか?というと、全然できてる気はしないのですが(^▽^;)まぁ、こんなこと考えながらやってきました、ということで。

「稽古」というのは、「古(いにしえ)を考える(稽)」、つまり「昔のことを調べて、今何をするべきかを考える」という意味だそうです。まぁ、何ごとにも通じる習熟の方法ですね。古典や他の人の作品を見比べて、どう書けばいいかどう書きたいのかを考える、ということが大事だというのが、もう「稽古」という言葉で表現されているわけです。もちろん初心者からプロの書家の先生まで、レベルはそれぞれあるでしょうけど・・・。

さて、清書頑張るか・・・(´-ω-`)




【パイロット】課題研究:初心者昇級への道(2018年3月課題)

また、遅くなってしまいました(´Д`)パイロット3月の課題研究楷書編です。

今月の課題は、「菜の花を飛び交う蜜蜂に、 陽光が注いでいる。」でした。

わかくさ通信の「課題の注意点」
・「菜」の4~7画「ツ」の部分は、同誌面のチェックポイントを参照しましょう。
・「飛」の筆順に注意!
・「蜜」の誤字に注意!

誤字・脱字・規定外注意報!
・○「蜜蜂」ですよ!三体に載ってないからって×「密蜂」にしたらいけません!
・○「注いでいる」です。×「注いでる」とかにならないように!

では、漢字比較に・・・
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「菜」は、意外と難しいですね。上のパーツと下の「木」の部分と、しっかり詰めて書かないと全体が大きくなってしまいます。かといって、上のパーツを詰めすぎると字が潰れて見えます。慎重に書きましょう。

「花」も、初心者には意外と難しいです。私はいまだに苦手漢字です(´・ω・`)今回は苦手漢字が多い。「イ」と「匕」の間を適度に空間を取ること、そして「匕」の下部が「イ」より下にならないように注意します。

「飛」は、初心者には超難関漢字の1つです。私も苦労した覚えが・・・。書き順は、赤で書いた通り、左の「イ」の形よりも先に真ん中のタテ画を書きます。中の空間が均等になるように。右側のタレ?の部分は、下の方を心持ち大きく。こちらも参照してください

「蜜」「蜂」は、A系統、B系統の三体字典には載っていません。この二字は、2004年に常用漢字に追加された字です。C系統の「改訂常用漢字の三体」には、追加漢字として載っています。「蜜」は、上のうかんむりと「必」の部分を上手く書かないと下の「虫」とのバランスが取れません。「蜂」は、旁の方の左右の払いと中心を通すことを意識しましょう。

「陽」も初心者には、難しい(´Д`)難しい字だらけや。こざとへんの書き方に注意します。「こざと」と「おおざと」の違いは、下部が小さいか大きいかです。旁の「易」が大きいので、「こざと」の方は、控えめに書きましょう。「易」の下部の払いは、微妙に角度を変えて放射状になるように。

「光」は、つい大きく書いてしまいがちですが、他の字と比べると画数が少ないので、周りの字と見比べながら字粒を抑え気味に書くと良いと思います。

「注」の字は、旁の「主」の下部がさんずいより下にならないように書きます。

「蜜蜂」が画数多いので、大きくなってしまってる方も多いと思います。画数が多い字は、必然的に大きくなるのですが、大きくなり過ぎると浮いてしまいますので、抑え気味に書いた方がいいかもしれません。

【ワンポイント講座】
中心をそろえるのも、初心者にとっては、いや上級者にとっても重要ポイントのひとつですが、難しいです。多くの人は、中心線をひいたり、中心線を書いた下敷きを使ったりしてると思いますが、気を抜くと中心線があっても歪んでしまいます。

私の場合、こんな中心線を入れた自作練習用紙で練習しています。
練習用紙
見えにくいかもしれませんが、行の真ん中に点線で中心線を入れてます。

中心線を引いてるのに、書いたあとよく見てみると中心がずれている・・・なんてことがよくあります。書いたものを遠くから見たり、写メを撮ってみるとよく分かるので確認しましょう。

中心線を引いているにも関わらず、中心がずれてしまう原因は、次の通りです。
書き出し

書き出しは、中心線を意識して書いていても・・・

左揃え 
字の形は、それぞれで違うので、たとえばこんな風に右払いのある字などは、どうしても右側にはみ出る形になります。

じゃあ、字粒のことも考えて、左右にも線を引いてはどうか・・・
サイド線

これも1つの手ではあるのですが、この両再度の線にとらわれ過ぎると、今度はヨコ画や左右の払いが控えめになってしまって、字が方形の活字のような形になってしまうことがあります。サイドに補助線を引く場合は、あくまで目安で、字によっては再度の線をはみ出してヨコ画や左右の払いを大きく書く字もあることに注意します。

あと、サイドの補助線を引く場合も引かない場合も、上のように左に合わせると(字の書き順として偏が先なのでどうしても字の左側を揃えてしまいがちになります)、全体で見た時にズレて見えてしまいます。

左揃え 

左側をそろえるのではなくて、下のように、一字一字の形が違うことを意識して書くのが正しい中心の揃え方だと思います。

字の外形揃え
汚いですが・・・(~_~;)実際は、こういうイメージ。

伝わるかな?もうちょっと丁寧に書けばよかった・・・(~_~;)時間がないのでお許しを。


プロフィール

@Sai

Author:@Sai
ようこそ@Saiのブログへ!
本ブログは、私の趣味の記録です。趣味の勉強ノートと割り切ってるので、お見苦しい個所も多々ありますが、よろしければご笑覧ください。
このブログは、2013年6月より開始しております。
2013年3月からパイロットペン習字通信講座を開始しました。
2013年7月から競書誌ペン時代を始めました。
2015年4月から競書誌ペンの光を始めました。
2015年12月からお遊び毛筆始めました。
パイロットペン習字通信講座(B系統)、ペン時代、ペン習字、その他・・・


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